(HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団HPより)
2018年4月26日
HPVワクチン薬害訴訟全国原告団は、英国・スペイン・アイルランド・コロンビアの被害者団体及び薬害オンブズパースン会議・全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会とともに、「HPVワクチンに関する共同宣言2018」(Joint Statement 2018 for the Victims of HPV Vaccines)を公表しました。
これは2018年3月24日に東京で行われた国際シンポジウムの成果に基づくものです。
また、本日、薬害オンブズパースン会議が、上記国際シンポジウムのビデオ配信を開始しましたので、あわせてご覧下さい。
(中略)
当初、HPVワクチンの被害は、複合性局所疼痛症候群(CRPS)、慢性疲労症候群(CFS)、体位性頻拍症候群(POTS)などに類似する症状として認識されましたが、まもなくその臨床症状と経過はさらに複雑なものであることが判明しました。HPVワクチンで報告された有害事象(AE)の臨床的特徴は、多彩な症状と、これらの症状が長期間にわたって重層的に出現することです。この有害反応の中には、以下のような多系統にわたる複合的な症状が含まれます。
・頭痛、筋肉痛および関節痛を含む全身痛
・麻痺、筋力低下、不随意運動、けいれんなどの運動機能障害
・しびれおよび知覚障害/ 光と音に対する過敏症
・めまい、低血圧、頻脈、下痢を含む自律神経症状
・呼吸機能障害
・月経異常、月経過多等の内分泌障害
・不安、幻覚、自殺傾向などの心理的症状
・過眠症、ナルコレプシーなどの睡眠障害
これらの症状の結果、学習が阻害され、高度の疲労感や意欲低下を訴え、日常生活にも障害を来すようなケースも多くみられます。これらの症状の臨床的特徴は、今回のシンポジウム参加5カ国すべてに共通しており、そればかりでなく、シンポジウムに参加できなかった他の国々の被害者でも、きわめて類似の特徴が報告されています。
(中略)
このような悲劇が世界規模で起こっていることを踏まえ、私たちは、政府、HPVワクチンメーカー、医療専門家、マスコミに次のように訴えます。
・中立的な第三者による、HPVワクチンを受けたすべての人々の健康状態の
長期追跡調査を実施すること
・HPVワクチンの副作用の効果的な治療法を開発する研究を促進すること
・被害者に対する治療を提供し、生活、教育、就労の支援を行うこと
・HPVワクチンの接種に関し、インフォームド・コンセントに関する基本的
人権に基づき十分な情報を得て決定ができるよう、子供、青少年、および
親に対し、HPVワクチン接種によって生じる可能性のあるすべての副作用を
記載した患者用情報小冊子を提供すること
・リスクを全面開示しないままHPVワクチン接種を促進するような広告キャン
ペーンはすべて中止すること
・重篤な副作用の回避を保証するより安全なシステムが確立されるまでは、
HPVワクチンを定期の予防接種として推奨することを中止すること
・HPVワクチンの被害者に対する差別や中傷をやめること
2018年4月
薬害オンブズパースン会議
Rebuilding Hope Association HPV Vaccine Victims(コロンビア)
AAVP(Association of Affected People Due to the HPV Vaccine in Spain、スペイン)
AHVID(UK Association of HPV Vaccine Injured Daughters、イギリス)
REGRET (Reactions and Effects of Gardasil Resulting in Extreme Trauma、アイルランド)
全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会(日本)
HPVワクチン薬害訴訟全国原告団(日本)